こどもの、しあわせで穏やかな時間と将来、こどもが希望と力強さを自分の内面にしっかりと持って、自らの意志で人生を歩んでゆくための基礎は、乳幼児期に培われます。本当の意味で豊かな、質の良い時間と環境の中でこどもを育むことこそ、子育ての課題であると考えます。
シュタイナー教育の考え方に基づき、
乳幼児期の教育課題は、こどものからだ(神経系、内臓、骨、感覚器官などすべて)を健全につくることです。これには食事はもちろんですが、そのほかに意外な要素が色濃く関わっています。こどもがすごす環境や暮らしのリズム、そして大人の言動・しぐさなどです。
高輪&広尾ともに同じ流れ・同じ内容です。
いつも、同じ手順で始まり、同じ仲間、同じ先生、同じ場所・・であることでこどもは安心してすごします。
「自分でやりたいことを見つける」これが大事。課題を与えることはしません。
部屋の一角では、お昼ごはんのための野菜切りなどが始まります。保育者は、手仕事をしながら子どもの遊びを見守ります。
「ライゲン」は、季節の歌や言葉とともに体を動かすシュタイナー教育独自のリズム遊びです。
輪になって♪おはよう♪の歌や手遊び、
「ライゲン」などを楽しみます。
こどもたちは次第に力強さとバランス感覚を備えていきます。
砂場でどろんこになったり、夏は水遊びをしたり、坂道や階段のある道を選んで散歩をしたり、雨の日はカッパを着て雨散歩に出ます。
この頃にはお腹がぺこぺこなので、みんな食べっぷりが素晴らしい。ほどなく「おかわりくださーい」とお茶碗を差し出してきます。
食事の用意も、みんなでやっています。
ほうきで掃くことも、高這いで雑巾がけをすることも、こどもたちにとっては魅力的な作業です。
ごはんの後はお絵かきをしたり、そうじをしたり。
お昼寝時間の目安は1時間ほど。あまり長く寝ると、夜の就寝時間が遅くなってしまいます。 お昼寝後、こどもたちは心身ともに満ち足りた状態になっています。
午後クラス参加の子どもたちはお昼寝部屋へ
起きてきた子どもは、自由遊びやおやつづくりなど。
曜日ごとにおやつを定めています。
素材はオーガニックの穀類が中心。
外の様子も、午前とは趣が異なります。日の傾き具合、風の吹き方、匂い・・全身で感じ、吸収し、からだの内も外も活性化してお迎えまでの時間をすごします。
現代は人工の音や光が溢れています。
「静けさの中で耳を澄ます」ことができる環境の中で、こどもは安らぎを取り戻し、真の意欲を育むことができます。
*保育の時間の中で、CDやTVをかけたりすることはなく、聞こえてくるのはこどもと保育者の声、野菜を切る音、窓の外の鳥の鳴き声、雨の音といったものだけです。
自然素材は、もともとは生命を持っていたもの。こどもは生命あるものに触れることで自らの生命力をみずみずしく豊かにしていくことができます。
*部屋には季節の花や木の実、貝殻など自然の贈り物が「季節のテーブル」に大切に飾られています。おもちゃも、家具もすべてが自然のものです。
大人が温かい声で必要なことを簡潔明瞭に話すようにしていると、ことばに重みと真実味が入り、こどもは耳を澄ます(=自ら聞こうとする)ようになってきます。
*ことばは大切に使いたいと心がけています。日常のことばがけ、手遊び、人形劇など、こどもの栄養となるにふさわしいものを口にしていきたいと思っています。
このような季節ごとの行事と、そのための手仕事を柱にして、一年の流れをつくりあげています。毎年毎年、同じことを繰り返すことで、こどもは季節感を体全体で知っていきます。

手仕事を大切にするのは、その仕事の流れが目に見えるものだから。現代に姿を消しつつある「くらしのための手仕事」にはこどもの発達をバランスよく促すという素晴らしい要素があります。こどもは必ず「その仕事をしたい、させて」と言ってきます。

卒園式では♪ちいさなひなどり大きく育ち、翼を広げとんでゆく♪の歌とともに、一人一人の巣立ちを祝福します。

土づくり、種まき、お茶づくり
梅干しづくり、
七夕 : 和紙を染めて短冊づくり
収穫祭 : 稲穂の脱穀、
稲穂のブーケづくり
クリスマス : みつろうろうそくづくり、お正月 : しめ縄作り
節分、豆まき、ひなまつり、お別れえんそく、卒園式